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「ぃっ…」
何度も頬を叩かれて、
痛くて堪らなくて地面に
座り込んだ。
「…もう1回言うよ?
龍我と付き合ってるのは
俺だから…」
そう言って、
彼は去っていった。
痛い…
叩かれたところに
触れると、
少し血が出ていた。
.
少しあそこで
休んだあと、
やっとマンションに着いた。
部屋着いたら
消毒した方がいいかな、…
まだちょっと痛い…
エレベーターに乗って、
閉めるボタンを押そうとしたら、___
「すみません!
乗ります!」
「え、あ、…」
誰かが乗り込んできたかと
思ったら、浮所だった。
「あ、那須…
…その顔…」
「え、…」
あ、やば…
みられた…
「あ、や、なんでもないから…
気にしないで、」
「…ごめん、
俺おりるね」
「え、…」
行っちゃった…
…久しぶりに
喋れたと思ったのにな、…
血、汚くて
気分悪くさせちゃったかな、…
…"大丈夫?"とか、
言ってほしかったな…
.
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時