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Side.Ryuga




.






『出席取るぞー、』




『はーい』





チャイムがなって、




みんなそれぞれ




席に座っていく。





…もうずっと金指は来てない。





もう来ないのかな、




顔を合わせることは




ないんだろうか…






『井上、』




『はい、』





『金指、』





しん、と静まりかえる教室…




もうずっと来てないからだろう、




みんな最初の頃は




最近来てないな、とか




言ってたけど




今はもうなにも言ってない。




触れちゃいけないと




思ってるのか知らないけど、





まあ俺も一切連絡とってないから




金指が今どんな状況かも知らないし…






『…金指は今日も休みか、






…そうだ、佐藤』





「え、は、はい…」





急に名前を呼ばれて




ついびっくりした。





『金指と仲良かったよな?』





「ま、まあ…」





『じゃあ授業のプリント




金指の家に持って行ってくれないか?




ついでに様子も見てきてくれたら助かる』






先生に(しかもみんなの前で)




はい、ってプリント渡されたら




断れないに決まってる…

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時

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