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「え、そんなに
はっきり言ったの?」
「だって龍我見てたら
イライラするんだも〜ん
那須も龍我のことしか
見てないし…」
「しかもそのまま
ほっといてホテル行ったとか
浮所やばいね、」
「早く2人だけになりたかったの!
大昇も好きな人と2人だけに
なりたいって思うでしょ?
だからべつに俺は悪くないの!」
「でも龍我くん
めっちゃ混乱してるんじゃない?」
「それが狙いなの!
そのまま那須と
会ったりしなくなったら
もっと良いんだけど、
そんな上手くいかないだろうし…
まぁこれからは遠慮なく
いこうかな〜って思って♡」
「…あんま年下相手に
ひどいことしちゃだめだよ?」
「え〜
まぁ俺の気分次第かな、♡」
「…」
.
「う、っ、ヒック…」
「結局虫刺されじゃなかったんだね、」
「も、俺どうしたら…っ
やっぱり付き合ってるのかなぁ、…
グスッ ヒック」
「…まぁキスマークつけるなんて
そういう関係なんだろうね、」
「俺那須に前キスしちゃったけど…
浮所と付き合ってるんだったら
フられたも同然だよね、」
「…まぁそうかもね、」
「…でもまだ終わらせたくないよ…」
「…僕にしたらいいじゃん、」
「え…?なんて、?」
「ううん、
那須くんに1回自分の気持ち
言ってみてから考えたら、?」
「うん…
俺、那須にちゃんと言われるまでは
頑張ってみる、…
金指だけだよ、
こんな話聞いてくれるの…
大好きだよ、」
「…うん、」
"大好き"って言葉を、
こんなに苦しく感じたのなんて
初めてだよ? 龍我…
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時