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「なんで助けた?
あんたらはアメストリス人を
憎んでるはずだろ」





「全てのアメストリス人が
悪ではないと知っているからじゃ」





「シャン様も僕も
内乱で大怪我した時に
アメストリス人のお医者様に
助けてもらったんだ
正直 キミたちが憎いけど
僕達が生きているのもあの
お医者さん夫婦と
医術師の女の人のおかげなんだ」





「夫婦...
まさか!
ロックベルって名前じゃ」




エドが思い当たる名前を言ってみた




シャンと少年は何か反応を見せる





「キミ
ロックベル先生の知り合いなの?」





「お おう」




「先生は 僕たちイシュヴァールの民を
何人も救ってくれたんだ!」





「そうか
ロックベルのおじさんとおばさんが...」




エドの表情が柔らかくなった




「戦いが酷くなる中
我等と共にいてくれた」




「...どんな...最後だった...?」




2人は息を飲んだ





「夫妻は...助けた患者に...
イシュヴァールの者に殺された...っ!」




シャンは声を絞り出して言った




エドとAは目を見開く





「そんな...」




「すまない...!
ワシらはあれを止められなかった」





「どこのどいつだ!!!!!?」





エドは声を張り上げる




隣にいたAはビックリしてエドを見た





「顔はわからなかった...
右腕に入れ墨のある
イシュヴァールの武装だ」





エドの拳が震えている

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年2月22日 18時

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