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ハボックは手を押さえている侵入者に近付いた
「よぉし
動くなよ
色々と聞きたい事がある...って
こいつ言葉通じるのか？」
「おい...
嘘だろ...
こいつは...これは
オレの身体だー！！！」
バリーがいきなり爆弾発言をした
「なにっ！？
どういう事だ？」
「やつらは俺の身体に
実験動物のなにかの魂を放り込みやがった！
肉体が魂よこせって
やってきたんだよ
ガハハハハハ！！！
懐かしいぜー
魂ひっぺがされてから以来のご対面だ！！」
バリーの肉体は“ヴゥー”と唸り声を挙げて
３人を睨んでいた
――――――
その頃クセルクセス遺跡では
エドとAが壁に練成陣のようなものが描かれた所で
壁を見上げていた
「練成陣...
第五研究所にあったのと似てるけど...」
『二頭の竜
太陽...だね』
エドは頭をかきむしる
「あ〜！クソ！
上のほう欠けてて分かんねーや！」
タタタタタッ！
「ふんっ！」
いきなり２人の間に棒が振り下ろされた
２人は“ひょい”と簡単によける
そしてエドが男の手首を持って
背を押し 地面に抑え込んだ
『お見事！』
「なんか用かい？
言っとっけど金は...」
男の顔を見ると褐色の肌に赤い瞳をしていた
「イシュヴァール人か！？」
『エド...
囲まれたよ』
Aの声で見上げると
イシュヴァールの武装らに囲まれてしまった
そして全員が近付いて２人を取り囲んだ
「少年と少女よ
国軍から我らの聖地を取り戻すため
人質になってはくれんか？」
「軍がこんな２人のガキのために
動くわけねーだろ」
「あの内乱も
引きがねは一人の子供の死だった
なにが歴史を変えるきっかけになるか
分からんだろうよ」
「止めんか
見苦しい」
すると一人の老婆と少年がやってきた
「シャン様...」
「馬鹿者が
イシュヴァラの名を辱める気か」
「！」
「その人を離してあげて
もう襲ったりしないから」
少年がエドに言った
エドは回りを見回して男を離した
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