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『ハァ ハァ ハァ』
「A！？
どうしたの！！？」
聞こえてきたAの呼吸が荒い事に
ウィンリィが気付いた
「どうしたの！？
ウィンリィ」
ドサッ
Aが持っていた鞄が地面に落ちる
アルが急いで２人に近付いてきた
ウィンリィがなんとかしてAの方を支え
顔を上げるとAの顔が真っ赤だった
そして手をAの額に当てる
「熱！
A 熱あるの！？」
『ハァ ハァ ハァ』
ずっと荒い呼吸を続けて苦しそうなA
「A！！
...アル
Aをベッドに寝かせて」
「う うん！
分かった！」
アルはAを抱き上げて
ベッドに寝かせた
リンとランファンはご飯を
ガツガツ食べていた手を止めてAを見た
「アル
フロントから氷と水とタオル持ってきてくれる？
あと氷枕あったらお願い」
「分かった！」
そしてアルは急いでフロントに向かった
「凄い熱...」
ウィンリィがAを診ている
「砂漠がキツかったのかナ？」
リンも心配そうに様子を見ていた
「ウィンリィ
持って来たよ！」
アルが頼まれた物全て持ってきたみたいだ
滅多に気を使わないランファンが
入り口に落ちていた鞄を拾って端に寄せていた
ウィンリィがAの頭を持ち上げて氷枕を入れた
そしてアルとリンを部屋からつまみ出す
「若！」
ランファンはその行動に驚いたが
ウィンリィが作業をしながら謝る
「ごめんなさい
男共は暫く部屋から出てもらうわ」
ウィンリィはAが着ていたコートを脱がせて
下に着ているワンピース姿にさせた
ウィンリィはAの姿に目を見張る
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