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エドも同じく
名の無い墓石を作って
ピナコとその墓を見つめていた
雨がやんで
雲の隙間から光が差した
どのくらいの時間そこにいたのかわからない
２人は気が済んだ頃に家に戻った
エドは受話器を取り
どこかへ電話をかけた
ジリリリリン ジリリリリン
ガチャ
≪はい カーティス
なんだエドか どうした？≫
「あの...
師匠に聞きたい事があって...
でも...」
≪なんだ はっきり言いなさい≫
エドは暫く黙っていた
「お子さんを人体練成した時の
事なんですが...」
イズミの表情が強張る
鮮明にあのときのことが頭を過ぎる
≪...それがどうした≫
「師匠...
オレとアルが練成したのは
母さんではなかったんです」
≪...！
何のことだ！
何が言いたい≫
「師匠が練成して出来上がったお子さんは
本当に師匠の子供でしたか？」
イズミは羽織っていたものを握り締める
そしてあの時の記憶を引きずり出した
暫く考えていると
イズミは目を見開く
プツン！
≪ツーツーツー...≫
イズミは電話を思いっきり切った
エドは当たり前だと思ったのか
それ以上は言葉を発しなかった
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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