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リザは何かを疑問に抱く
ラストが一歩一歩と近付いてくる
「！！
待って...
一晩に人柱を２人と言ったわね...」
リザの銃を持つ手が震え出す
「まさか...まさか...！」
ラストの口角が上がった
リザの瞳が怒りと化した
「きっ...さまあああああああああ！！！！！！
あああああああああ！！！！！！」
ドドドドドドドドドドッ！！！！！！
ドドドドッ！！！
リザは銃でラストを打ち続ける
弾が切れるとまた新たな銃に持ち替え
打ちつづけた
リザの瞳は怒りと憎しみの眼だった
アルはただ見ていることしか出来なかった
ついに弾が切れ
引き金を引いても殻の音しかしなくなった
「終わり？」
ラストは再生して立ち上がる
決して跪く事は無かった
「はぁ はぁ はぁ
――――っ」
やり切れない思いで歯を食いしばり
涙を流すリザだった
そして力なく
膝を突いて崩れるリザ
「本当に
愚かで弱い悲しい生き物ね...」
ラストは爪を伸ばして近付こうとしたが
横からアルが入ってきた
「中尉...
立って逃げるんだ」
「先に逝きたいの？」
アルは両手を合わせ
地面から槍を作り出した
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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