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「貴様
マース・ヒューズを知っているか?」
「頭の切れるいい男だったわね
止めをさせなかったのが
残念だったけど」
ズカン!!!!
ロイはラストの左足を打ち抜いた
「跪け
洗いざらい吐くんだ」
「無理ね
貴方達じゃあたしを跪かせる事はでき...」
ズカン!ズカン!!!
ロイは撃ち続ける
しかし全ての傷が再生していった
「ふふふっ
さすが イシュヴァールの英雄
容赦ないわね」
ラストは流れてきた血をペロリと舐めた
「ホ ホムンクルス...!?」
「あら
よく調べたわねジャン
ご褒美に見せてあげる」
ラストは爪を伸ばして胸に突き刺した
嫌な音が部屋に響き渡る
そして胸の皮膚を開いて赤いものを見せた
「見えるかしら?
賢者の石よ
この石を核に造られた人間
それが私たち
ホムンクルス」
ロイはまたもや銃口を向けた
「化け物め」
「失礼ね
感情もある
親に対する愛情もある
私たちは人間よ」
「重大な秘密を話したと言う事は
生かして返す気が無いと言う事か」
「そう
残念だけど」
ラストが爪を伸ばしロイの持っていた
銃の先を斬った
ロイは頬を切り血が流れる
瞬時に手袋を取り出し指を鳴らそうとしたが
「遅い!」
ラストが早く
天井にあったパイプ管が半分に斬られ
頭上から水が滝のように降ってきた
2人はびしょ濡れ
「あらあら
お得意の焔も出せないわね」
ハボックとロイは向きを変えて走り出した
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