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「そんなことになってたのか」
アルとウィンリィに事情を説明し終えたリン
「もしかして
エドが連れて行かれたのって
ただの厄介払い？」
「へへっ
そうだネ」
ウィンリィとアルはげんなりと肩を落とす
「で
オレはバリーって奴から
身体の秘密を教えてもらう代わりに
手を貸したってわケ
ところがサ」
“オレをこんな身体にしちまった
研究者はもう死んじまってるから
よく分かんねぇんだよ”
“えぇー
そりゃないでショ...”
“そうだ
あのアルフォンスも
似たような身体だから
あいつに聞いてくれや”
「てことで
キミから聞くことにしたヨ
約束だかラ
よろしくネ」
「えぇっと...
その約束って
ボク無関係なんだけど...」
アルは困った様子
―――――
「ホント
無関係よね...私...」
困った顔がこちらにももう一人
ロス少尉が眉間に皺を寄せていた
「賢者の石とか
ホムンクルスとか
なんで巻き込まれちゃったんだろう...」
肩を落とすロス少尉
アームストロングがラストの似顔絵を描いていた
男たちの中にAも円の中に入れて
話をすることにした
アームストロングが描いたのは
エンヴィー・ラスト・グリード・ウロボロス・練成陣
「A お前は一週間
調べていた事を報告する必要がある
大佐からの伝言だ」
『あ はい』
Aは持ってきた手帳を手にとった
「何か調べてたのか？A」
隣のエドが覗いてきた
『うん
私が調べていたのは
母がどうして処刑されなければ
いけなかったのか
理由を調べていました』
「処刑！？」
ブレダは目を見開いて驚いている
「Aの母親は
大罪を犯して処刑されたんだ
でもなんでまた」
『まず大罪っていうものが
なんなのか調べてみたんです
そしたら案外すぐに見つかって
“合成獣の中で一番の知能と技術を持つ
人間と動物を合成された
キメラを殺した場合
大罪とし刑罰が下る”』
「ダブリスの地下にいた！？」
エドはあの時のことを思い出す
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