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「弾切れ?
弾切れ?
それじゃ いただきまーす!」
グラトニーが2人を襲いかかろうとした瞬間
リザとヒュリーの間から火柱が立った
そしてその火柱はグラトニー目掛けて焔となり
「うぎゃぁ――――――!!!!」
グラトニーを一瞬にして外へ吹き飛ばした
後ろを見ると右手からバチバチと
練成反応を見せているロイがいた
「間に合ったか...」
「ハァー...」
それを見たヒュリーは安心したのか
ホッとため息をついて肩を落とす
「大佐...」
「ん?」
「なんで出てきたんですか!!!?」
「え...」
ロイの顔から変な汗が流れた
「私たちに何かあっても
無視していれば敵の追及を
逃れられるのに
こんな所にノコノコと!!!」
ロイはなんだか複雑な表情
「あなたは本当にバカですか!!!!!!!」
リザが本気でロイに怒鳴っている
「あー
分かった分かった
私がバカだった」
その光景を見たヒュリーは微笑んでいる
この謝り方は
どことなくエドに似ているような気がする
ヒュリーは建物から下を覗いて
落ちていったグラトニーを見ていた
「なんなんだよ
あいつは...」
グラトニーは動かず
身体が丸焦げだった
別の方に視線を戻すと
「!!
大佐!
目標が移動開始!」
「曹長!
撤収だ!
ゴミ一つ残すな」
「ハヤテ号は
曹長と一緒にいなさい!」
「「はい!!/ワン!!」」
曹長は敬礼をし
ブラックハヤテ号はビシッと座って返事をした
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