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「主人は
その賢者の石に関して
何かを知ってしまった...
主人の死は
これ以上首を突っ込むなという
犯人側の警告ね？」
エリシアはスヤスヤとグレイシアの腕の中で寝ていた
「オレたちが巻き込んだも
同然です
すみません」
エドは頭を下げた
「すみません...っ」
「人助けをしようとして死んだとしたら
あの人らしいわね」
全員がグレイシアを見る
「昔っから
おせっかいの世話焼きで
損してばかりなのよ あのひと
でも 後悔した事は一度も無いと思う
たとえ死の間際であったとしても」
エドは歯を食いしばって俯いた
「オレたち...」
「諦めるとか
言わないでね
ここであなたたちが諦めたら
主人の死は全くの無駄になります
賢者の石が駄目でも
他に方法があるかもしれないでしょ？」
「グレイシアさん...」
「自分達が納得する方法で
前へ進みなさい」
グレイシアは優しい表情で
エドをしっかりと見て言った
――――
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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