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「あ
帰ってきたぞ！！」
ブレダが大きな声を出した
「大将！姫さんは...」
エドの背を見るとグッタリしている
Aが目に入った
「Aちゃん！」
ロス少尉が急いで駆けつけた
「水と濡れタオルあるか？」
エドは影に転がっている岩の上にAを寝かせた
影は日向より多少は涼しい
ロス少尉はAの来ている上着を脱がせた
Aを見てロスは目を見開いた
「これ...」
目に入ったのは右腕の包帯と
右頬に貼ってあるシップ
エドがやってきて濡れタオルを乗せた
「扇いでやりたいけど
この砂漠の中で扇いだら
熱風が来るだけだしな...
ごめんな A
気付いてやれなくて」
心配そうにAの横に座るエド
「やっと名前で呼んだな」
「へ？」
ブレダが満足そうな顔で声をかけた
エドが不思議そうな顔でブレダを見るが
ブレダはなにも言わない
「あとは
起きたら
怪我の事も謝るんだぞ」
今度はアームストロングが言う
「なんで」
エドは眉間に皺を寄せてアームストロングを見上げる
「それはお主がつけた傷であろう」
「オレが！？」
「姫さんから
汽車の中でエドには言わないでって
言われてたけど
守れそうにはないわ...
お前 Aを殴り飛ばしたんだってな？」
「！」
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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