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ロイは司令部に足を進める
「そんなもの
検死官に見られたら」
「鑑定など出来ないくらい
ケシ炭にする」
「歯の治療痕を照合されたら
どうするんですか？」
「手は打った...」
「...できるんですか？」
ロイは足を止めてブレダを見る
「！」
「専門ではないが
それなりに知識は持っている
焼死体を造るのは得意だ
急げ」
そしてその作戦が実行された
ロス少尉が一人でこちらへ走ってくる
「マリア・ロスだな」
ロイは隣に合ったゴミ箱を開けて
中から人形を取り出した
「ダミーだ
キミは今夜ここで死ぬ」
ロイは指を鳴らし焔を
ダミーに向かって強烈な一発を食らわした
煙が晴れるとダミーは丸焦げ
「ぼさっとするな」
ロイはすぐさまロスの手首にあった鎖をペンチでちぎり
ロスをゴミ箱へ押し込んだ
「！？」
「しぃー」
すると頭の方から声が聞こえて見上げると
ハボックが壁の向こう側にいた
ロイは名前のプレートと番号のチェーンを燃やして
死体の手首につける
するとそこにエドが走って来た
「やぁ
鋼の」
「どういう事だ！！！大佐！！！」
ハボックはゴミ箱に開けた穴を
木の板で蓋をした
「ありゃ？
鋼の大将？
まいったなぁ...予定外だ」
ハボックは頭をかきむしる
「エドワードくん...」
「まぁ
大佐がなんとかしてくれるだろ
行くぞ」
「はい」
そして２人は目的地まで走って行った
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