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シューッ
「リゼンブール〜〜〜〜
リゼンブールだぁよっと」
またもや駅長が地点を知らせる
エドはアームストロングを見上げてついて行く
エドは気がついていなかったが
駅を出たところでメイ・チャンが
案内板を見ていた
「大佐の命令って
なんなんだよ!?
いい加減話してくれよ少佐」
エドは歩幅が大きいアームストロングを
走って追いかけた
「我輩も詳しくは聞いておらん
ただ お主を連れて
リゼンブールで合流せよと」
「合流って...誰と?」
2人は待ち合わせ場所まで歩いた
――――――
「そろそろ着いてもいいころなんだけどなぁ」
ブレダが時計を見てそう言った
『次の汽車の到着時間は
もう少しです』
「それじゃ
次だろうな」
そして暫く待ったあと
Aが駅の方を見て小さな声を発した
『ブレダ...さん...
待っている人って...
アームストロングさんだけじゃ
なかったんですか?』
「ん?
よく分かったな」
Aの視線の先を見ると
大きなアームストロングが
ここからでも目立って見える
その隣にはエドがいた
「お 来た来た」
『わ...私っ
あの人には会えない...です』
「大将?」
Aの声は震えていた
そして手にもっていたコートを急いで着始めるA
「?
あ!
どうも アームストロング少佐
―――と
よう大将」
「!?
ブレダ少尉?」
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