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やっと気がついたようで扉へ向かった
『どなた様ですか？』
「俺だ
ブレダだ」
『ブレダ少尉？』
そしてAは扉を開けて見ると
軍服ではなくスーツを着ていた
『休暇ですか？』
「あぁ
休みとってここまで来た」
『どうかなさったんですか？』
「あ
そうだった！
すぐにここを出るぞ」
『え？』
「とにかく出るぞ
大佐の命令だ」
『大佐の？』
「ほら行くぞ！」
『え！あ！ちょっと待って下さい』
Aはブレダの手を振り解いて
家の中に入っていった
が すぐに戻ってきた
手の中には手帳だけがあった
「手帳？」
『はい
大佐の命令なら
これが必要になるんじゃないかと思って』
「なんだか分からんが
行くぞ」
『はい』
そしてAとブレダは村を出て
汽車に乗り込んだ
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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