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ホテルに戻ったエドとアル
事の事情をウィンリィに伝えた後だった
コンコン
部屋に訪問者が現れた
エドが席を立ち扉を開ける
「はい...どちら様...」
そこには拳を振り上げた
アームストロングが立っていた
エドは目をまん丸にする
「？」
ドン！！！
そしてそのままエドは吹っ飛ばされた
「いきなり何すんだよ少佐！！」
「エドワード・エルリック」
エドは息を飲んだ
そしてがっしり身体を掴まれて持ち上げられる
「む！
いかん！機械鎧が壊れてしまったな」
「はぁ？」
「む！
由々しき事態である
すぐに直さねばならん
我輩がリゼンブールまで送ってしんぜよう！」
「いや...あのぉ...」
この事態にアルとウィンリィが
部屋から顔を出した
「なに なに？」
「リゼンブールに帰るの？」
「おぉ
アル聞いてくれよー」
「アルフォンス・エルリック
お主は目立つから
セントラルにいるように」
「ハァ...」
エドは首根っこを掴まれて
そのまま連れ去られていった
「よし
すぐに汽車の手配だ！
行くぞ！エドワード・エルリック！」
「えぇ〜〜〜〜〜〜っ！！？」
嵐のように事が過ぎていった事に
ウィンリィとアルはポカンと口をあけていた
「いい加減にしてくれよ少佐」
「そうはいかんのだ
これも命令だからな
あの男の...」
担がれたエドがアームストロングを見上げた
アームストロングはロイに対しての
怒りの思いは消えていないみたいだった
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