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「あぁ...
こう言う事だったんだ...っ
オレは...
あいつになんて謝ればいい...っ！」
エドは再び歯を食いしばる
「少佐
今 Aいないんです」
「何！？
いないだと？」
「オレが...突き放した」
「...ならば
一刻も早く仲直りするべきだと思うぞ
このまま距離をおくのは良くない」
ガチャ
術室の部屋が開いた
「お揃いか？」
「ノックス先生...」
「なんせ損傷が酷くてな
だがかろうじて残された歯の治療痕から
マリア・ロスと断定した
ヒデェもんだ
こんな別嬪さんを炭にしちまいやがって
よほど恨みがあるんだろうな
マスタングさんよ」
椅子に腰掛けていたロイを見るノックス
「仇討ちが出来て満足かい？」
「ふん！」
ロイはノックスから目を離した
「けっ！
イシュヴァース戦の英雄が
小娘相手にここまでやるとは
ヘドがでるね」
記録をとっていた憲兵２人も顔を見合わせて
不安そうな顔をした
ロイが立ち去ろうとしたがアームストロングが止めた
「大佐
このたびは私の部下がとんだことを...
ロス少尉が...っ
殺人を犯すとは...
彼女は...正直者で...っ
真面目で...っ！
思いやりのある...っ」
アームストロングは怒りでなのか
身体が震え表情が怒りと化していった
しかし何とかその怒りを静めて
椅子に腰掛ける
そして眉間に手を当てた
「疲れがたまっているようだな少佐
休暇を取るといい」
アームストロングはロイを見上げる
「私がいた東部
あそこは良いぞ
都会の喧騒もないし...なにより
美人が多い」
ロイはそのまま立ち去った
そんな大佐を見て苛立ったエドが近くにあった
ゴミ箱を蹴り飛ばした
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