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暗い部屋には灯りが一つ
その下にはロス少尉が尋問を受けていた
ダグラスが袋の中から銃の玉を取り出し
机の上に置いた
「ヒューズ准将殺害に使用された銃弾だ
口径は ４５使用 弾数一発
腕が良いと言いたいが
至近距離からだ
女性でも十分可能だ
君の使用している銃の口径は？」
「４５口径です...」
「これは君の銃弾補充申請だ」
ダグラスが紙をロス少尉に見せる
「間違いないね？」
ロス少尉は頷く
「ここには一発と書いてある
何に使ったんだね？」
「そこにも書いてありますが
エドワード・エルリックと
A・エルリック護衛の際
第五研究所で...」
「第五研究所は無人のはずだ」
「無人ではありませんでした」
「と
君は主張する」
ロス少尉は不安そうな顔
「使用したと言う玉を捜させようか？」
「第五研究所は謎の爆発で...
瓦礫の山です」
「君が銃を使用したと言う場所は
本来無人であり
捜そうとしても瓦礫の下...というわけか」
ロス少尉は俯いてやり切れない顔
「当日犯行時刻に
現場近くから立ち去る君の姿を
目撃したという証言がある」
「そんな馬鹿な！！」
「落ち着きたまえ」
押し黙るロス少尉
「その時間何をしていた」
「あの日は...休みで
両親の家にいました
両親に確認してみてください」
「家族及び親しい間柄の証言は
アリバイとして認められない！」
ダグラスはキッパリと言い切った
――――
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