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「―ッ!」
アルは中にいるマーテルと勝負
「大人しく...っ!
しなさいっ!」
「い や だっ!!」
アルは手足ともに鎖で縛られているので
地面を何とか体を使って這っている
そこに誰かがやってきた
マーテルはアルの頭をどけて顔を出した
「グリードさん!」
「マーテル
お前は無事だったか」
「どうしたんですか?
ロアたちも戻ってこないし...」
「あぁ
ちょいと面倒なことになった
逃げるさんだんしないとな」
「それは困る」
また新しい人物が現れた
マーテルがその人物を見て慌てて中に隠れる
「あぁ?
誰だおっさん」
「!!
大総統!!
何でここに!?」
「キング・ブラッドレイ!?」
マーテルが思わず声を出してしまう
「へぇ〜
この国一番のお偉いさんが
何の用だよ」
「キミ
歳はいくつだね?」
剣を両手に持ったまま話を進めるブラッドレイ
「あぁ?」
「私は今年60になる
歳をとると体が思うように動かなくなってな
こんな仕事
さっさと終わらせて帰りたいのだよ」
「はっ!
引退しな
おっさん」
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