時の翼 6【鋼の錬金術師】 (ページ7)

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練成を何度もした後が地面に残っている

この部屋には

エド・イズミ・Aが

グリードを前にして構えている

「っはっははははは！！！！
小僧に主婦に小娘か！
こいつはいい」

３人は構えたまま肩の力を少し緩めた

「だが戦いには
ちと相性が悪ィな...
逃げさせてもらう」

「「『！！！』」」

「貴様！！
ぐはっ！」

「∑んな―――っ！！！」

『イズミさん！！』

イズミがいきなり血を吐いたのだ

「せっ！師匠(せんせい)！！」

Aは急いでイズミのほうへと駆け寄る

２人がバタバタしているうちに

グリードが部屋から抜け出す

『しっかりしてください！！』

両サイドからエドとAが

イズミに肩を貸す

「逃げるとは...っ
卑怯な...」

「師匠...」

「ぐはっ！！」

『イズミさん！！』

また血を吐き出してイズミはぐったりする

「師匠！！
師匠！師匠！」

ガチャッ！

３人に入り口から銃口を向けられた

エドとAは軍人を見る

『なんですか？』

怪しげな目でAが聞く

「鋼の錬金術師のエドワード・エルリック殿と

霧の錬金術師A・エルリック殿
ですか！？」

『...そうです』

すると２人の軍人は慌てて銃口を下げる

「失礼いたしました！
２人を保護せよと大総統から命令を受けています」

『大総統から！？』

「はい
大総統閣下が今ここの店の者を
全てなぎ払うようにと命令も下っております
ですからとりあえず御二人は...」

「この人
オレの師匠なんだ
保護を願う」