254 ページ6
――中央司令部
ロイはこれから中央勤務になる
廊下を歩いていると噂話が聞こえてくる
ロイは気にも止めずに堂々と歩きつづける
「あれがロイ・マスタングだ」
「焔の錬金術師ねぇ」
「あの若さで抜擢とは
どんなコネを使ったのか」
「上がる速度が速いと
落ちる速度も速いって言うぜ」
ロイは口角を上げ
目的場所へ向かう
コンコン
「どうぞ」
「失礼します
ロイ・マスタング大佐です」
「あぁ
マスタング大佐
...申し訳ありません
大総統閣下はお出かけになられました」
「どちらへ?」
「南部へ視察に行かれました」
「南部へ?」
ロイは予想外の場所だったのか
少々驚いている
―――――
――南部・ダブリス 地下
地下水道には犬のキメラの男と
牛のキメラのロアと担がれているアルがいた
男が鼻を利かせる
「ちっ!
嫌なにおいがするぜ」
「だが懐かしい
これは...」
――地上・デビルズネスト前
大総統が戦闘用服に着替えて
剣を何本か装備し店の前に厳つい顔で立っていた
「視察に来てみれば
とんだ見つけものだな」
周りには軍の人が沢山いた
そこにはアームストロングもいる
「突入!」
大総統の合図とともに店の中へと入っていった
35人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ