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シェスカは大きな息をつく
「ハァ...」
シェスカは誰もいないことを確認して
３番資料室の鍵を開けた
「あの...
大佐」
その中には大佐が本を顔に置いたまま寝ていたのだ
「マスタング大佐」
その声でロイが目覚めた
「私は何分くらい寝ていた？」
「...１０分くらいかと」
「ふわぁ〜
軍議までに時間が無い」
「あの
余計なお世話かもしれませんが
無理しないでお休みになられた方が...」
ロイは身なりを整え
部屋から出てゆく
「うん
また来るよ」
シェスカは心配そうな顔で見送った
「今の
マスタング大佐？」
「�瑤鵑福宗宗宗宗宗修叩�！！！！
おっ！
おはようございます！
フォッカー大尉」
いきなり後ろから声をかけられたので
叫んでしまったシェスカ
「おはようシェスカ
ところで...
なんで大佐がここに？」
「あ あの その」
「書庫が開いてるし...」
「すみません！
実は その」
シェスカが深く頭を下げた
「どうせ大佐にゴリ押し
されたんだろ？
黙っておいてあげるよ」
「ありがとうございます！！」
「...にしても
大佐は何を調べていたんだろ...
知ってる？」
「私も
詳しくは知らないんですけど
第五研究所に関する資料はないかと
聞かれました
それと...ヒューズ准将の事件」
それに眉を動かすフォッカー
「私...
准将の紹介でここに入ったんです」
「そう...だったね
...今日も仕事が山積みだ
よろしく頼むよ」
「はい...」
そう言ってフォッカーはシェスカの肩にポンと手を置き
去っていった
フォッカーが考え事をして歩いていると
目の前から同じ顔のフォッカーが
資料に目を通しながら歩いてきた
それに気付くと
フォッカーから別の軍人に見を変身させ
資料に目を通しているフォッカーを見て
口角を上げて笑っていた
そして資料を持ったフォッカーが資料室に入ってきた
「おはようシェスカ」
「はい...
え？...あれ？」
シェスカは先ほども同じ事を言われて
一緒に話していたのに
また“おはよう”言われ
目を点にして頭に疑問符を浮かべた
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