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その頃リンは
地面に突っ伏していた
「おい
大丈夫か？」
「メ...シ...」
「あーあ
行き倒れかよ」
「どこの者だ？」
憲兵が耳を傾けた
「何！？
シンから？」
「なんて遠い所から...」
「ところで...
入国所は？」
「�堯�！！！！」
リンの顔が凍りつく
ガシッ！！
「はい
どいたどいたー」
「不法入国者のお通りだよー」
リンはあえなく憲兵に御用となってしまった
――――
その頃もフーとランファンはそこら中を探していた
「若ー
いずこにー！！」
「行き倒れてる...
絶対行き倒れてる...！」
私たち４人の頭の上らへんでずっと叫んでいた
「さて
俺たちはまず軍部に顔出しに行くか」
「うん」
「んじゃー
先にヒューズさん家に
挨拶に行ってようかな
グレイシアさんとエリシアちゃんに
早く会いたいし！」
その言葉で一瞬表情が暗くなるA
「どうしたの？A
もしかしてまだ調子悪かった？」
『あ...
ううん！大丈夫だよ』
「無理すんなよA」
『分かってる』
「それじゃウィンリィ
俺たちもすぐ後を追うよ」
「じゃ！
後でね」
ウィンリィが走って行こうとしたのを
Aがウィンリィの腕を掴んで止めた
「...っと
どうしたの？A」
『...ウィンリィ...』
「ん？」
『真実は...
ちゃんと受け止めて...ね...
後にはもう...戻れないから』
「？」
意味不明な言葉をAが言ったので
全員が頭の上に疑問符を浮かべた
『...あ！
ごめんね！ウィンリィ
それじゃ後で』
「う うん
それじゃ後でね」
そしてウィンリィが走っていくのを
不安そうな顔でAは見ていた
「ほら！A行くぞ」
『う うん』
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