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ある家に一台の車が止まった
その中からハボックが出てくる
コンコン
「俺だ
見舞いにきたぜ」
ガチャ...
「ご苦労さん
これ大佐から」
ハボックはファルマンのお見舞いにきたらしい
ただファルマンは病気ではないようだ
「ん?
よお!
煙草のあんちゃん」
「どうだ?
一回でも勝てたか?」
そこにはバリーがいた
2人でチェスをしていたようだ
「全然!
てかこのゲームつまんねぇよ
なぁ
夜中なら人を斬ってきても良いだろ?」
「いいわけないだろ」
「じゃ せめて
ホークアイの姉さん
連れてきてくれよ」
「姉さんに言っといてやる」
ハボックは軽くにあしらった
「私はいつまでこいつの見張りを
続けなきゃなんないんですかね...
大佐はなんと?」
「“こんな危険な任務に
つき合わせてすまない
軍部の事は気にするな
ちゃんと病欠扱いにしてある
ただし一般市民及び
我々以外の軍関係者に見つかったりしたら
ただじゃすまないと思え”
との事だ」
ファルマンの背後から大佐の睨む目が出てくる
ファルマンは頭を抱えてしゃがみ込んだ
「もう少し
先行きの明るい話は...」
「あるぜ」
「なんです!?」
ファルマンは期待を寄せた
しかし...
「俺に彼女が出来た!
引越しに色々困ってた時に
優しくしてさ〜
もうめっちゃいい女!」
ハボックはもうメロメロ
しかしファルマンは余計に沈んだ
「その女斬ったら楽しそうか?」
ファルマンはもう涙しか出ない
「もう帰ってください...」
―――――
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