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「そんじゃみんなで」
「行きますか！
セントラル」
「うん！」
すると後ろにあった窓からリンが覗いてきた
「楽しみだなァ〜
セントラル！」
その瞬間エドの表情が怒った顔
「だからお前は
ついてくんな――――――！！！！！！！」
「？
どうしたの？
A」
アルは隣に座っていたAが
ずっと俯いている事に気が付いた
それを聞いたエドはリンとの闘争を止めて
Aの前まで行き
しゃがんでAを見上げた
「どうした？A
具合でも悪いか？」
Aを良く見ると手と肩が震えていた
「おい A！
大丈夫か？」
その瞬間Aが口に手を当てた
『うっ...』
アルは慌ててAの背中をさする
「どうしたの A
大丈夫！？」
「ウィンリィ
空の洗面器かバケツと濡れタオルあるか！？」
「あ うん
すぐ取ってくる！」
そしてウィンリィがバタバタと走って
頼まれた物を取りに行った
「なんかあったか？」
エドはしゃがんだままの体勢で
優しい口調でAに問いかけた
Aは口に手を当てたまま
ずっと首を横に振っている
「エド！
持ってきたよ」
「A
少し横になれ」
近くにあった診察台にAを寝かせ
濡れタオルを額に乗せて
バケツを枕もとに置いた
しばらくするとスヤスヤとAは眠りについた
「なにかあったのかな
A」
「いや
なにもなかったぞ
今日は特に走り回ってねーし」
そして全員がリンの方に顔を向けた
「え？
俺？俺？」
「他に誰がいるってんだ！！！」
「そんな走り回ったりしてないヨ〜」
エドは疑いの眼差しをリンに向けていた
―――――――
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