282 ページ34
「あーはっははは!
あ〜あ
行っちゃったヨ」
4人は分散してどこかへ行ってしまった
Aはまだ捕まったまま
『暢気に笑ってる場合?』
「ん?」
『はぁーっ!!』
ドッテーン!!
「あ...ア〜」
Aはリンを背負い投げで地面に叩きつけた
リンは本当に伸びているのか
演技なのか分からないが
地面に突っ伏した
「キ...ミ
強いネ...」
『それはどうも』
リンは“よいしょ”と起き上がった
「ささ!
お嬢さん
さきほどは失礼しタ
座って座っテ」
Aが怪しみながらも席に付く
「おっちゃん!
デザート追加ネ
お嬢さんと食べるから
2人前」
「へい」
『えっ!?
私はいいですよ!』
いきなり敬語に戻るA
「え?
一緒に食べようヨ〜
無礼をしたからネ」
『いえ
気にしてないですし』
「ねね
なんだか敬語に戻ってなイ?」
『え?』
「あレ?
無意識?」
『あ
そうみたいですね...
(過去にアルにも聞かれたっけ...)』
Aは苦笑い
「次から敬語はやめてネ
あと呼び捨てでヨロシク」
『あ は...うん
分かった』
さっきとは違う
柔らかな雰囲気のリンだった
「はい!お待ち!」
「お!ありがト
おっちゃん!」
話している間にデザートがやってきた
エドとアルが帰ってくるまで
ここで休憩するとしよう
ちょっと...疲れた
35人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ