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「まったく！
パニーニャだって今じゃ真面目に
仕事してるってのに！
それに今回もAはちゃーんと
電話入れてくれたわよ！」
するとアルがAにコソコソと話してきた
「A」
『ん？』
「いつの間に連絡いれたの？」
『え？
知らなかった？
イズミさんの家の電話借りて
出発する前にウィンリィに電話したよ』
「...
(本当にいつの間に？
ずっと一緒にいたはずなのになぁ...)」
アルはイズミの家にいた時の記憶をさかのぼっていた
『ね！
ウィンリィ
パニーニャちゃんと仕事してるんだ』
「うん
スリは辞めて今は屋根の修理とか
高い所の作業をして生活してる」
「『へー！』」
「あんた達はどうなの？
ちょっとは前に進んだ？」
ウィンリィは３人を順番に見回した
「まぁ...
遠回りだけど」
『だね！』
エドは診察台から起き上がる
「少しずつ進んではいる...かな」
「そ！
なら良いわ
はいっ！応急手当完了」
「サンキュ
ウィンリィ」
「今部品足りないから
取り合えずこれで我慢して」
「お おう」
「すぐに調達してくるから
暫く時間潰しててくれる？」
そして３人は外に出て
町を歩いていた
途中エドが飲み物を買い
飲みながら３人は歩いている
「...ってもな〜
ここって機械鎧の店しかねーし」
エドはキョロキョロする
「ん？
ん？ん？」
『エド...
あそこにいるよ』
Aがエドの背中でツンツンと服を引っ張った
そして目線の向こうを見ると
アルが丸まってそこから動かないでいる
「アル」
「兄さん...」
「なんだ？
ネコでも拾ったのか？」
そしてエドとAはアルのほうへ近付いた
「うん...」
アルは拾ったものを見た
「�堯�！！」
ブ―――――！
『エド！
きったなーい！』
エドは思わずアルの拾ったものを見て
ジュースを口から吹き出した
『で？
拾ったのは
ネコではなくて人だったと...
行き倒れかな？』
「うん...
兄さん...A...
どうしよう」
『どうしようって言われても...』
「捨てて来い」
『それはちょっと...』
「そうだよ！
兄さん酷いよ」
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