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リザは一瞬反応する
ドン！
「んな――――！！」
しかしそんなものお構いなしにもう一発発砲した
「ちょっ...！
なんで驚かないのよ！」
「似たような人を知ってるから」
リザは銃を構えたまま話をする
「俺に似た？
アルフォンス...なんとかって奴か？」
「アルフォンス君を知ってるの？」
「へっへへへへ
あいつの友人さんですかい...」
ブラックハヤテ号はバリーの服を噛んでいる
「しかし姉さん...
お強いですねぇ〜ｖＶ」
―――――
数時間後
大佐とファルマンがやってきて
リザは事の事情を説明した
「...賢者の石...」
４人は倉庫の中で話をしている
ブラックハヤテ号は倉庫の前で
自分の役目をしっかり果たしているようだ
「その生成に
第五研究所が関わっていたとは...」
「これは軍上層部と
関係している場合がありますね」
「そして
ラストとエンヴィーという者達...
お前をそんな姿にしたのもそいつらか？」
「いいや...
研究者共だ
あいつら俺の魂を身体から
無理やりひっぺがしやがった」
「その研究者を調べれば
実験を支持した者の素性がわかるかも...」
「無理だなー
そいつらも石の材料に使われちまって
誰ひとり残っちゃいねぇ」
「...口封じ兼
材料か...無駄のないことだ」
「もう石を造る必要がなくなったと
言う事でしょうか」
ロイは顎に手を当てたまま考え込んでいる
リザへの返事はない
「最後に一つ聞こう
一ヶ月と少し前
セントラルの軍将校を殺害したのはお前か？」
リザとファルマンがその言葉に反応した
「知らねェよ！
ソイツ切り裂かれていたのか？」
ロイは片手で静かに手帳を閉じた
「いや...
知らないならいい」
それを真剣な表情で
リザとファルマンが見ていた
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