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ドドドドドド!!
軍人がいきなり撃つものなので
アームストロングは慌ててその場を退いた
しかし
グサッ!ドッ!!
その場にいた数人の軍人が血を吹いて倒れた
現れたのは犬のキメラ ドルチェット
「ロア!!!」
ドルチェットがパイプを斬ったので
周りが見えなくなった
そして2人は銃が乱射される中
どこかへ消えていった
――――――
その頃グリードは
大総統との戦い真っ最中
「野郎ぉぉ!!!!!」
グリードの両手が再生している最中に
ドッ!!!
二本の剣でグリードの喉を貫いた
その拍子で右目の眼帯がはずれる
「私はねキミのような
最強の盾を持っているわけでも
全てを貫く最強の矛を持っているわけでもない...
そんな私がどうやって
弾丸飛び交う戦場を生き抜き
功績を立てて今の地位にいるか
分かるかね?」
剣は首に刺さったまま
グリードは首からも血を流し
口からも大量の血を吐き出している
大総統の顔を見下げた
「お...前...」
ドクン...ドクン...ドクン
大総統が右目をゆっくり開き
全てが開いた時
その目には信じられない紋章が描かれていた
ウロボロスの入れ墨...
目の中にウロボロスが描かれていた
「キミに最強の盾があるように
私には最強の眼があるんだよ」
大総統は剣を強く差し込む
またもや大量の血が口から溢れ出す
その瞬間大総統は剣を抜いた
グリードは地面に倒れ
大総統を睨みつける
「さぁて
グリードくん
キミはあと何回殺せば死ぬのかね?」
―――――
ギィィ...
「『アル!!?』」
暫くしてドアが開いた
エドとAは2人声を合わせて振り向いたが
そこにはアームストロングがいた
『あ...
アームストロングさん
アルは?』
「アルフォンス・エルリックには
会っていない」
「そっか...」
『それより
血だらけじゃないですか!
手当てします』
Aは心配そうな顔
「む?
いえいえ!私めは...」
『駄目です!』
Aは強い目で訴える
「それでは...頼みますかな」
その強い目にアームストロングは折れた様子
『はい』
そしてAは手当てをはじめた
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