175 ページ27
その光景をヒューズ中佐と
ウィンリィとAが見ていた
「ヒューズさん
やっぱり口で言わなきゃ伝わらない事って
ありますよね」
「そうだな」
エドとアルがこちらに向かって歩いてきた
エドは先ほどの組み手が
左横腹にきたのか
痛そうに押さえて歩いてくる
それを見たAは急いでエドとアルの方へ向かった
『エド
大丈夫？』
「兄さんが無茶するから」
Aとアルは少し笑っていた
「無茶じゃねー
ってて〜...」
「『はははははっ！』」
―――――
炎天下の砂漠の下
独りの男がたたずんでいた
「兄者...
師父...
みんな...どこへ...？」
「いやぁ！」
「イシュヴァールの民ではないな」
男が崖の上から見下ろしている人へ目を向けた
「あぁ失敬
挨拶が遅れました
この地区の殲滅を担当する
国家錬金術師です」
「くっ...！」
国家錬金術師は手の平に書いてある陣を発動させた
ドクン！！
スカーが目を覚ました
「あっ！
起きた！」
子供が自分を覗き込んできた
「ここは...？」
「イーストシティーの外れにある
スラムじゃよ」
子供の隣に老人が座っていた
「ご老人...あなたは...？」
「お前さんと同じ
イシュヴァールの民じゃ
安心せい
身内を売ったりはせん」
「ここには他にも
イシュヴァール人の生き残りが...？」
「あぁ
おるとも
こんなスス臭いところでも
住めば都というか
世の中全て我等が神
イシュヴァラの懐なり...じゃよ
ほっほほほほっ」
老人は優しそうな顔をしていた
「そう...ですか
ぐっ！！」
「無理すんなよ！！
傷だらけで下水道流れてたんだぜ！？」
と言う事は老人も子供も下水道を歩いていた事になる
スカーは自分に合ったことを思い出していた
自分はグラトニーという化け物に攻撃をした後
背後から女 ラストに詰め寄られてしまい
それからの記憶が無い
「―――っ！！
...なぁ...
オレの右腕は付いているか？」
「あぁ！
ちゃんと付いてるぜ！」
かけていた布団を退かせて見せる子供
「すっげーな
この刺青」
「あぁ...
家族にもらった
大切な...絆だ...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
