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２人は空を仰ぎながら話をする
小鳥が空を飛んでいた
「二段ベッドの上か下か...とかね」
「あぁ」
「おやつの事でも
ケンカしたっけ」
「おもちゃの取り合いもやったな」
「ボクが勝った
レイン川で遊んだ時も」
「オレ
川に突き落とされたっけ...」
「修行中もケンカしてたよね」
「やっかましいって
師匠(せんせい)に半殺しにされたから
ドローだろ あれは」
「ウィンリィをお嫁さんにするのは
どっちってケンカもした」
「ゲッ！！
そんなの覚えてねーぞ」
「ボクが勝った
でもふられた」
「あ あそ...」
「今は兄さんにはAがいるでしょ？」
「どう言う事だよ
それは！！///」
エドは暫く目を瞑って一呼吸置き
目を開いて話す
「全部嘘だって言うのかよ」
「ごめん...」
「どんな事をしても
元の身体に戻りたいって
あの気持ちも作り物だって言うのか？」
「作り物じゃない」
「そうだ
絶対に３人で元に戻るって決めたんだ
どんどん前へ進むぞ！
前へ進んでケンカも心ももっと強くなるぞ！」
エドは拳を作り右腕を上へ伸ばす
「牛乳は？」
少し笑い混じりに問うアル
「飲む！！
...なるべく...」
「Aの事は？」
「必ず守ってやる！！
オレら２人でな！」
「いつもAが
ボクたちを守ってくれてるもんね
特に兄さん」
「大きなお世話だ！」
「「あははははっ！！」」
２人は楽しそうに笑っていた
「もっともっと強くなろう！」
「うん」
２人は拳と拳を重ね合わせてそう誓った
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