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「あ...っ」
「やかましいんだよ！
このボケが！！」
少年は刀を何度も何度も抜き差しする
Aはそれを見て震える息をする
「おめーら！
貴重な人柱を殺しちまう所だったんだぞ？
わかってんのか！？
計画に差し支えたら
どう責任取るつもりだ！
あぁ！？」
先ほどまで動いていた腕が力なく動きを止め
地面に倒れていった
そして少年は刀を抜きエドに近付く
エドは少年を睨み上げる
女もエドの側に近付いてきた
エドは力を振り絞り柱を使って起き上がる
「なんだ貴様ら...
“計画”ってなんだ！
“人柱”ってどういうことだ！！」
エドは息を切らし睨みながら少年に問う
「あら？
やる気満々だよこのおチビさん」
「はぁ はぁ はぁーっ
チビチビうるせーんだよ！！」
「チビはチビだろ？
おチビさん」
その瞬間エドは足を振り上げて少年に攻撃
少年は後ろへ下がる
「おっと...！
やだなぁ
ケンカは
怪我したら痛いじゃない」
エドは両手を合わせた
「てめーが売ったケンカだろが！！
買ってやるから...」
ゴキン！！
「...え？」
ぶら―――――ん...
エドの右腕がブラブラと力が入らなくなる
「故障みたいね」
「んな―――――――――っ！！！？」
「ラッキー♪」
そして少年がエドに近付いてくる
「ん？
しかし何かに気がついて足を止めた
目の前には傷だらけになっているAがいた
「A...？」
Aは息を切らしてエドの前で両手を広げ守っていた
『ハァ ハァ ハァ...』
「あらら？
今度は お姫様？」
『ハァ ハァ
エドに...っ
近付かないで』
「お姫様はどいてよ」
Aは嫌とでも言うような顔をする
「はぁ...
仕方ないなぁ...」
そして少年はAの肩に手を置いたかと思ったら
次の瞬間 首の後ろを叩いた
『あ...っ』
「A！！」
ドサッ！！
Aが倒れ今度はエドの三つ編みを掴み上げ
足で腹を蹴った
「ごはっ...！！」
「腕が壊れてよかったね
余計な怪我しなくて済んだんだからさ」
そして少年は掴むのをやめて地面に落とす
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