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「あいつらとは
小さい頃からいつも一緒で
兄弟みたいなものですよ」
「ふはははは
あんなのだから心配ばっかだろ？」
「ホントですよ！
たまに帰ってきたと思ったら
腕壊してくるし
Aはエライです
いつも帰ってくる時は電話入れてくれるし
たまにですけど手紙も送ってきてくれる」
ウィンリィは黙り込んでしまった
ヒューズは疑問に思った
「呼び出されてみれば...
エドと
Aは大怪我してるし
アルはなんか悩んでるし
だけど何があったかなんて
絶対言わないんですよ
リゼンブールを出るときも...
こればかりはAも...」
「相談する必要がなかったんだろ
ウィンリィちゃんなら
言わなくても分かってくれると思ったんだよ」
「...でも
口で言わないと伝わらない事もあります」
ヒューズは苦笑いで眼鏡を外して拭く
「しょーがないよな
男ってのは言葉より行動で示す生き物だから
苦しい事はなるべく自分以外の人に
背負わせたくない
心配もかけたくない
だから言わない
Aちゃんもウィンリィちゃんの事を
本当に信用してあえて言わない
...それでも
あの兄弟が弱音を吐いたら...
そん時はキッチリ受け止めてやる
それでいいんじゃないか？」
「エリシアちゃん」
エリシアの友達がウィンリィの膝に座っていた
エリシアに声をかける
「遊ぼ！」
「降りる！」
ウィンリィにそう言い膝の上から降りる
「はい どうぞ」
「なんだよ
エリシアちゃんはボクと遊ぶんだよ！」
「えーボクだよぉ」
「娘さんモテモテですね」
ウィンリィは微笑ましく見ていた
しかしヒューズは
ガシャコン
銃を取り出して黒いオーラ
「おい小僧共！
うちの娘に手ェ出したら
ただじゃおかねぇぞ！」
「行動で示しすぎです！！」
その日のヒューズ家は笑いが絶えなかった
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