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ガララ...
錬金術による爆発でアルを吹き飛ばし
プライドを助け出すキンブリー
「んー
いい音だ
強い意志のぶつかり合いとは
かくも美しい音を奏でるものだ」
「アルフォンス・エルリックは...？
まだ近くにいますね」
土煙で辺りがあまり見えない
「そうでしょうとも
これしきで死ぬわけが無い
ふんっ！」
パラパラッ！！
キンブリーは、小石を宙に投げる
と、石が爆破して土煙の上へと降り注ぐ
パチパチパチパチチ、カラン！
「！
そこ！！」
バンッ！！
鉄に当たる音でアルの居場所を突き止めたキンブリー
ドゴォォンッ！！
激しく爆破をしたが
アルが飛び出てくると、また
パンッ！！と土煙を増やした
「また目くらましとは
芸がない
無駄です」
プライドはニヤリと笑って
鼻で匂いを嗅ぐ
「うわっ！！！
あっ！！！」
ズズズズズズズッ！！
「がっ！！」
アルはプライドの影に捕まってしまった
「匂いで居場所が分かると言ったでしょう
チェックメイトです」
「どうかな？
ここからが人間のしぶといところさ！」
「...っ」
プライドは眉間にしわを寄せて
ガンッ！！！
「うわっ！！」
とアルを地面に押さえつけた
「賢者の石があっても
たった一人で我々に勝てるわけが...」
「一人じゃない！」
「！？」
アルは石を持っている右掌を開く
「「！！！」」
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