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ハインケルの左腕からは血が流れている
プライドも立ち上がった
「！！」
それに気がついたハインケルは慌てて構える
「これだけ明りがあれば
影には事欠かない」
ジャキン
「さよなら、キメラさん」
ゴォオオオオオオオオオオ！！！
黒く、鋭利な影がハインケルに襲い掛かった
タタタタタタッ！！
ガィィンッ！！
「危なかったな
おっさん」
思わず目を閉じたハインケルは
ゆっくりと目を開けて顔を上げた
「しっかし
こんなガキがホムンクルスだったとはね
騙されたぜ
セリム・ブラッドレイ！」
ハインケルを守ったのは
機械鎧で盾を創ったエドだった
「外見など記号でしかありません
そうでしょ？
小さい錬金術師の...」
「ブチィッ！！」
「お兄さん」
ゴォォオオオオオッ！！！
ブチ切れたエドに鋭利な影が襲い掛かった
―――――――
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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