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「お兄ちゃん
お兄ちゃん！
デニーお兄ちゃんってばー！」
女の子が、就寝中のデニーお兄ちゃん、
軍部ではブロッシュ軍曹を揺らして起こしている
男の子は望遠鏡を取り出していた
「うるさいなぁ...
なんだよ...」
ゴソゴソと目覚し時計の時間を確認する
「早く起きて
でないと始まっちゃうよ？」
「始まるって...何が？」
「にっしょく！！」
「日蝕？」
それを聞いてベッドから起き上がるブロッシュ
「あのなぁ
今何時だと思ってんだ？
まだ日蝕が始まる時間じゃないぞ？」
未だ眠いのか頭を抑えながらそう言った
そんな話に加わっていない男の子は
望遠鏡を覗いて何かを見ていた
「！！
おい！太陽見るなよ！？
目が潰れるぞ！？」
「へっ！？」
そのことを知らなかった女の子は少しビックリ
「知ってるよ
それくらい」
「「はぁ」」
ほっと一安心した様子の２人
すると男の子が目を丸くした
「！！
兄ちゃん来て来て！
街から煙が上がってる！」
「！？」
そしてブロッシュ軍曹は望遠鏡を代わり
煙が上がっている方面を覗く
ドゴォォォン...
爆音と共に、黒い煙が上がっているのが分かった
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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