926 ページ35
「その格好では動き辛いと思っテ...」
Aの手の中にあるのは
黒いズボンだった
ランファンの顔を見て、Aは目を丸くしている
そして満面の笑顔になった
『ありがとう！ランファン！
そうだ！早速着替えてくるね』
「.........」
タタタッ！と走って森の中に入っていく
そして数秒後...
『着替え完了ー！
これ動き易くていい感じだよ
ありがとうランファン』
「...どういたしましテ...」
丁度、上はＴシャツで下がスカートだった為に
すぐに着替えが終わったA
「A！
アルんとこ行くけど来るか？」
『行く！
それじゃランファン
本当にありがとう
ちょっと行ってくるね』
と言って、エドのところへと走って行ったA
ランファンは再び木の上でセントラルを見下ろしていた
「A
着替えたのか？」
『うん
ランファンが
前に腕の治療してくれたお礼で
その格好じゃ動きにくいだろうから
って』
「そっか」
バサッ バサッ！
「ほら」
『ありがと』
エドが地面に落としたままの
Aのコートを叩いてから手渡した
バサッ バサッ！
エドも自分の赤いコートを叩いて手に持った
「大したものだよ
お前らの弟は」
「暗闇であんな化物と一緒だもんな
俺だったらどうにかなっちまってる」
ダリウスどジェルソが言った
「うん
アルが踏ん張ってくれてるんだもんな
あとは...」
バサッ！
エドがコートを広げた
「オレ達がやるだけだ」
スッとコートの袖に腕を通す
『...そうだね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
