時の翼 19【鋼の錬金術師】 (ページ4)

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その頃、スラムの町では

森のほうの爆発に気がついて

住民達がザワザワとしていた

「何だ！？」

「爆発か！？」

「明りはまだつかないのか！」

「おい！ランプを持って来い！」

・・・・

「ごほっ！ごほっ！！
ったーく！」

砂埃を払って立ち上がる

「ま、そう言うことなら
安心...
！」

エドが何かに気がついて言葉を止めた

「フーじいさん
爆弾の他にどんなの持ってる？」

「ん？
色々あるゾ
催涙弾、閃光弾、照明弾...」

「！」

『...エド
スラムに明りが点き始めてる』

「またあのウネウネが現れる...」

「！！
急がねぇとハインケルが危ねぇ！」

「あぁ
フーじいさん
俺をプライドの所まで
連れてってくれねーか？」

「ん？」

「ちょっと手を貸して欲しい事がある」

エドは真剣な瞳でフーを見つめた

フーは少し間を置いて口を開く

「...了解しタ」

『エド！
私も行くよ』

Aがエドに駆け寄った

「いや
Aはゴリさんとここで待ってろ」

『でも...』

「Aはここで体力温存！
後からいつでも戦線に入れるように
待機しとけ
それに、怪我人が出たとき
Aが必要だ
お前が動けないと、後から困るしな」

ニッと笑ってそう言った

『...うん
分かった
待ってる』

「ありがとな」

Aはニッコリ笑って頷いた