時の翼 19【鋼の錬金術師】 (ページ29) - 小説

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920 ページ29

とある建物...

蝋燭一本の明りが地面に置いてあった

その建物の中は、血飛沫が壁や地面の色を赤に変えていた

そこに倒れているのは数名のイシュヴァール人

タンッ！タッ！タッ！タッ！

「♪～♪～♪～」

鼻歌を歌いながら死体を飛び越えているのは

「仕事熱心も程々にしなければなりませんね」

白いスーツを着たキンブリー

「せっかく新調したスーツが
汚れてしまった...」

そして蝋燭を拾い上げる

「夜が明けてからが、本番だというのに」

“ふっ”と息を吹きかけて

蝋燭の火を消した

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作者名：いちご牛乳 | 作者ホームページ：http://なし
作成日時：2022年7月29日 16時