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「父さん...
父さんはやり手の錬金術師でしょ？」
「？
あぁ、半端ないぞ」
「父さんの腕前を見込んで
頼みがある」
アルはホーエンハイムに内容を説明する事にした
―――――
ドッ！！
「「うぉぁっ！！！！」」
ドサァァァァァ
エドとグリードは吹っ飛ばされて
地面に突っ伏した
「さて...大分見晴らしが良くなりましたね」
ジャキンッ！！
「物陰に隠れても無駄ですよ
匂いでバレバレですから」
木の陰に隠れていたランファンも簡単に見つかってしまう
「...っ
くそっ
おい！生きてっか！？」
グリードがゆっくりと身体を起こしてエドに問う
「...なんとか...」
エドは手を上げてサイン
「人の心配をしている場合ですか？
グリード
キミの方こそ、あとどれくらいで死にますかね」
「く...っ！
化物が！」
「兄弟に対して失礼な口をききますね
グリード
食べてもいいですか？」
微笑んでそう言うプライド
「俺食ったら
腹ァ壊すぞ、兄ちゃん」
それを聞いてニヤリと口角を上げたが
クンクンと再び匂いを嗅いだ
ザッ ザッ ザッ
「おや...やっと登場ですか？
ホーエンハイム」
「ヒーローは遅れて
やって来るもんなんだよね？」
「ヒーロー...ということは
私を倒す気でいると？」
「いやぁ
無理無理
お前おっかないもんなぁ」
そう言いながら苦笑いで足を止めた
「(何を考えている...？
何か狙っているのか...？)」
すると、影がプライド本体に集まっていく
ザッ
ホーエンハイムが一歩足を進めた
「(来るっ！)」
ザァァッ！！
影をホーエンハイムに集中させた瞬間
ダダダダダッ！！！
「うぉおおおおおおおお！！！！」
アルが背後から攻撃に入った
しかし
「あ...っ」
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