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一筋の光が見えた...。
そして、一つ二つと光が向って来る
「起きろ！」
誰かが呼ぶ声が聞こえる...。
「アルフォンス！」
「...あれ？
父さん？」
ようやくアルが目を覚ました
「よお！」
ガシャン、ガチャッ
アルは頭をはめ直して、立ち上がった
「あの
父さんがいるって事は
ここはカナマ？」
「そうだ」
「何でボク...いつの間に...？
...はっ！
そうだ！プライド
父さん！ホムンクルスのプライドが
ボクの中に入って...！」
「うん
全てゴリウスさんに聞いたよ」
「ダリウスだ」
すかさずダリウスは訂正した
「くそっ...
なんだか魂に干渉されたみたいで
気持ち悪かったな...」
「奴等は俺の分身の
そのまた分身みたいなもんだからな
息子であるお前に干渉し易いのかもしれん」
顎に手を当てて考える
ザザッ
そこに、ハインケルとフーが現れた
「フーじいさん！」
タタタタタタッ！！
するとまた後ろから誰かが走って来た
『アル！！！』
「A！！」
『ハァ ハァ ハァ ハァッ
目が覚めたんだね
よかった...』
「Aこそ
無事でよかった」
『！！
ハインケルさん！！』
アルの向こうでフーがハインケルを地面に下ろした
「この者の手当てを宜しく頼ム」
『分かりました！』
タタタッ
Aはハインケルのところへ駆け寄った
『ダリウスさん
すこしハインケルさんを
支えておいてください』
「分かった」
ダリウスはハインケルの身体を支える
「あちらの状況は？」
「お主がエドワードの父カ？」
「そうだ」
「ふム...」
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