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「身体の状態が落ち着いたら
東部の病院に移ろうと思ってるんっスよ」




リザはレベッカと別れた後




その足で、ハボックのいる病室へと向かった





「そう
淋しくなるわね
...だったらちゃんとしたお見舞い
持ってくれば良かった」




ゴソゴソと鞄の中を探って




取り出したのは煙草




「はい差し入れ
一日一本よね?」




「ありがたいっス!
丁度切れてたもんで」




「じゃあまた来るわね」




「どうもー」




そしてリザは病室を出て行こうとする




ハボックは煙草の箱にキスをしている




リザは足を止めてハボックに伝えた




「あ
レベッカが心配してたわよ」




「あーはいはーい」




ガチャ





「大佐が来たら
よろしく言っておいて」




「へい、へーい!」




そしてリザは病室を出て行った




煙草の中を探っているハボック




一瞬なにかを見つけたようだったが




一本煙草を取り出して、声を出した




「ですってさ、大佐」




隣のベッドのカーテンが閉まっていたが




そちらを向いてハボックは喋る




「はぁ...」




ジャー




カーテンが開くと、そこには大佐がいた




「何も隠れる事ないのに」




「お互い監視されてる身だからな
プライベートで余計な接触をして
疑われてもつまらん」




ジッ!




ハボックは煙草に火をつけて、吸う




「ふは〜
美味ぇ〜vV
大佐も一服付き合いませんか?」




煙草の箱を差し出すハボック




「いや
私は」




服を調えて立ち上がる大佐だが




「まぁ
そう言わずに...」




箱を少し動かして、一本を浮かせる




「一本」




「!」




その、浮き出た煙草は




ただの煙草ではなかった




大佐はその“一本”を貰って




病室を出て行った

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何処にでもいるモブ - 面白くて、一気に読んじゃいました。更新楽しみに待ってます!頑張ってぐださい╰(*´︶`*)╯♡ (2022年7月20日 17時) (レス) id: 760ef75fef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年7月14日 1時

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