時の翼 18【鋼の錬金術師】 (ページ37)

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その頃、エドは赤い布を買っていた

Aも黒の布を買う。

「はい、どうぞ」

「ありがと」

『ありがとうございます！』

「何すんだ？そんなもん」

エドは赤い布を台の上に置く

パンッ！！

ドンッ！！！

両手を合わせて台に手を置いた

バリバリバリバリッ！！！

バサッ！

と、完成したのは、

背中にフラメルのついた赤いコート

「うっへ～...」

「またこんな派手なの着る気か？」

「なんで赤なんだ...」

３人とも嫌そうな顔をしてそれぞれの意見を述べる

『エドはそうでなくっちゃ！』

対照的にニッコリと笑顔のAだった

Aも錬金術で

左肩に小さ目のフラメルがある

黒のコートを練成したようだ

「多分...
奴等と最後の戦いになるだろうからよ
気合入れて行かねーとな」

真剣な表情のエドだった

その表情を見た４人も顔が真剣と変わった

５人は少し村を離れる

「あのさぁ
何もオレに付き合うこと無いんだぜ？
ここで分かれておいたほうが
おっさん達のためだと思うんだけど」

「おいおい
手下のクセに勝手に決めんなよ」

『やっぱりあれですか？
元の身体に戻りたいとか...？』

「どうかなぁ...」

「この身体、いろいろと便利だし
別にこのままでも構わないかな」

ハインケルとダリウスは

ザンパノとジェイソとは少し違う様子

「っはははは！！
そうでなくちゃ！」

思わず笑ってしまうグリード

「じゃあ何で？」

「まぁ、あれだ
他に行くところもないし」

「ここにいる方が
いい夢見られるってな
野生の勘が言ってる」

「ふぅ～ん...」

『じゃぁグリードは？』

先頭を歩くグリードを見る

「ホムンクルスの奴等から
トン面こくとか言ってなかったか？」

「なんでセントラルに戻ってきたかって？
教えねぇよ」

ニヤリと笑ってそう言った