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見事、家徳を奪い取ったオリヴィエは
部屋の中で外を見ていた
コンコン
「どうも
少将閣下」
訪ねてきたのはロイ
「ふん
貴様などに出す茶は無いぞ」
２人共外へ出る
「近々、食事にお誘いできるかもしれません」
「何時ぞやの約束を果たす気になったか」
「ふん......
...それにしても広い邸ですね
流石アームストロング家
中隊、いや、大隊位は入りそうだ」
「......私にもしもの事があったら
この邸、丸ごとくれてやっても良いぞ
棺桶には邸は入らんのでな」
「弟君には譲らないのですか？」
困った顔でオリヴィエを見るロイ
「...あいつにやるくらいなら...
貴様の方がまだ...
毛一本程マシだ」
「...それは光栄です」
「遅ればせながら
アームストロング家頭首になられた
お祝いです」
ロイは以前買った花束を手渡す
「ヒヤシンス...？
...！」
オリヴィエは何かに気がついた
花の中に、手紙が入っていたのだ
それを手にとって中身を読む
「(セリム・ブラッドレイは
ホムンクルス......)」
「ご存知ですか？
ヒヤシンスの花言葉」
するとロイが帰り際にそう聞いた
「......知らん」
ロイは振り向いて、ニッと笑った
「しとやかな可愛らしさ」
「ブチイッ！！！」
ボンッ！！！
「余計なお世話だ！！！」
オリヴィエは花と手紙一緒に
側にあった焚き火の中に放り投げて燃やした
「っははははははは！！！
それではこれにて、閣下」
「はん！
青二才めが...」
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何処にでもいるモブ - 面白くて、一気に読んじゃいました。更新楽しみに待ってます！頑張ってぐださい╰(*´︶`*)╯♡ (2022年7月20日 17時) (
レス) id: 760ef75fef (このIDを非表示/違反報告)
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