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―――月が見える夜




「こんな時間に出かけるの?」




「お前に会わなくても
今日出発するつもりだったんだ
機械鎧、整備してくれてありがとよ」




微笑んで言うエド




『私からもありがとう
ウィンリィ
それと...ピナコさんも
ありがとうございます』




「行くぞ、A」




そしてエドとAは玄関前の階段を降りる




「ホーエンハイムに会う事があったら
トリシャの言葉伝えるんだよ」




「へーへー」




「エド!A!あたし...!」




『ウィンリィはちゃんと隠れててね』




「約束の日とやらに
全部終わらせて帰ってくっから
アップルパイでも焼いて待ってろ!」




「......うん!」




Aが先に階段を降りて、グリード達の所へ行く





エドも階段を降りる





「A!!」




『?』




「約束の日が終わったら
一緒にお菓子作ろうよ!
まだAにいろんなお菓子の作り方
教えてもらってないんだからねー!!」




『!!』




Aは振り返って目を丸くした





「それに...っ!
またあの時の差し入れ...
リンゴのコンポート、食べたいもん!!」




『.........』




「絶対に3人で帰ってきて
お菓子作ってよね―――!!」




するとAの顔から笑顔が零れた




『ふふっ...
分かった!
分かったよ!ウィンリィ!!
必ず3人で元の身体に戻って帰ってきて
お菓子作ってあげる!!』




そんなAを見たウィンリィの顔からも笑顔が




「うんっ!!」




そしてエド達一行は




夜のリゼンブールを後にした






――――――――――

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何処にでもいるモブ - 面白くて、一気に読んじゃいました。更新楽しみに待ってます!頑張ってぐださい╰(*´︶`*)╯♡ (2022年7月20日 17時) (レス) id: 760ef75fef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年7月14日 1時

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