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『なにが？
いつもの事でしょ？
相変わらずだよねエドも』
笑ってそう言うA
その頃エドは階段を降りていた
「くふふふ」
「？」
「いいねぇ
あの女
あれもこれもと強欲で」
グリードが階段の途中の踊り場で待っていた様子
「強すぎる欲なんて
ろくなモンじゃねーよ
見ろ
死んだ人間を欲したらこのザマだ」
右腕を見せてそう言うエド
「そうかい？
死んだ奴に会いたいも
金が欲しいも
女が欲しいも
世界を守りたいも
全部欲する心、すなわち願いだ
俺に言わせりゃ欲に良いも悪いも無ぇ」
エドはそのまま階段を降りてゆく
「欲っつーもんに
格付けするから
人間はややこしいんだよ」
タン、タン、タン...
.........タン、タン、タン、タン
一瞬エドが足を止めたが
振り返らずに階段を降りていった
――――――
『じゃウィンリィ
部屋戻るね』
上着を持って、ドアのブに手を掛けるA
「あ、うん
A...」
『？』
「身体が弱いAに言うのも
あれなんだけど...
絶対元の身体に戻って帰ってきてね
...そして...この国も守って...！」
『うん』
「それと...無茶しないでね」
『！
うん、分かった
ありがとう
エドとアルは必ず元の身体に戻って
帰ってくるから』
ガチャ......バタン
「...え......」
Aは部屋を後にした
ウィンリィは複雑な表情でその場に立っている
「今...エドとアルって......
...Aは......？」
今Aが言った言葉に
A、自身の言葉が含まれていなかった事に
気がついてしまったウィンリィだった
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何処にでもいるモブ - 面白くて、一気に読んじゃいました。更新楽しみに待ってます！頑張ってぐださい╰(*´︶`*)╯♡ (2022年7月20日 17時) (
レス) id: 760ef75fef (このIDを非表示/違反報告)
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