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Aの寝ているベッドに
座っているエドにキンブリーが近付く
「ご両親に似て
熱心ですね
さて、機械鎧の換装も無事に済んだ事ですし
仕事の話をしましょう
鋼の錬金術師殿
霧の錬金術師殿」
エドは自分を見下ろしているキンブリーを見上げていた
「...Aはまだ...」
ツンツンと服を引っ張られる感じがしたと思ったら
Aが引っ張っていた事に
気がつくエド
「A？」
『私なら大丈夫
キンブリーさん、話をしましょう』
――――――
「あのー...
なんでボクは出してくれないのかな？」
アルは一人、牢屋の中にいた
しかも、牢屋の前には看守付き
「キンブリー様の命令だ」
「今は鋼の錬金術師と
霧の錬金術師殿だけ出すようにと言われている
貴様は大人しくしていろ」
「(キンブリーの部下...
一緒に行動させないなんて
徹底してるな...
わざわざウィンリィを連れてきて
我々の手の内だって強調してるし)」
アルは大人しくベッドに座りなおした
「(それだけボク達の事を
警戒してるってことか...？
焦っちゃ駄目だ...！チャンスを待つんだ！)」
――――――
オリヴィエは地下への入り口がある場所にいた
「先遣隊が持っていった食料は３日分
もう１週間も経っています」
「ギリギリだな」
「精神面が心配です
暗闇で１週間となると...」
「彼等の精神力を信じよう」
バッカニアが地下へと入っていく
「閣下
穴の奥で何が起こるか
予測できません
２４時間経っても戻らなかったときは
穴を塞いでください！」
「...分かった
そうしよう」
バッカニアは微笑んで、入り口を閉じた
そして分からないように
入り口の上に荷物を置く
「今のうちに皆に言っておく
レイブン中将の件は私が個人的にやった事だ
諸君らは何も見なかったし、聞かなかった
事が露見した場合は
私にすべての責任を吹っかけろ」
「「「はい、マム...」」」
部下達は少し腑に落ちなかったが
小さいながらも返事をした
真っ暗な地下、
先に進んだ一人が、銃を構えて様子をうかがった
「行くぞ」
そして数名が先へと進み出た
――――――
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