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「キャーvV
用機械鎧、M−1910!!!」
完全に自分の世界に入っていくウィンリィ
ついにスイッチが入ってしまった...
バッカニアの機械鎧を近くで見る
「!!
爪の先だけ強化してある!
もしかしてダイア素材!?」
ウィンリィはバッカニアを見上げた
少々困っているバッカニアだったが
すぐに表情を変えて、微笑んだ
なんだか少し頬が赤い
「あぁ!
M−1910改
マットウェアGだ!」
「キャーッvV
ちょっとエドもこういうの付けない!?
Aもー!」
「断る!」
Aも仰向けでタオルを乗せながら
眉間に皺を寄せて
手だけをヒラヒラと横に振った
これは“No!”のサイン
「いったい誰だ?
この可愛い娘は」
「オレとAの整備師」
ウィンリィはバッカニアに向き直って
笑顔でお辞儀した
すると隣の部屋から今度はバッカニアの整備師が出てきた
バッカニアを見上げると、なぜかイカリマークを浮かべている
そして、エドを殴りにかかった
ザシュッ!!!
「うがっ!ごおおおおっ...」
そして黙って外に出ようとするバッカニア
「何すんだよ―――!!!!」
「なんかムカついた!!
Aは別だがな!」
バン!
バッカニアはお怒りモードで出て行った
「ひっでーな...」
「始めて見た!北国用っ!
感激だなぁ――!!」
「そうか
なんならオレの仕事場見る?」
バッカニアの整備師が仕事部屋を指差した
「見る見る!見ます!」
「おい!」
エドがウィンリィを呼び止めた
「なによ」
「あぁ、いや
あんまり浮かれて
その辺ウロチョロすんじゃねーぞ
砦の中、いろいろ危ねーから」
「...うん
わかった!
よろしくおねがいします!」
ウィンリィは張り切って中へ入っていった
中の声は外からでも聞こえる
「これなんか珍しいよ」
「うわぁー!すごい!
クロコダイルですよね!?」
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