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「砦が安全じゃなくなった！！！？」
「アームストロング少将が
セントラルに呼び出しを喰らった
砦にも中央軍が大勢入ってきている」
マイルズが座って
エドとアルとAと
一人のブリッグズ兵が中腰で話を聞いていた
「おそらく
キンブリーの進言に違いない
砦にいた時、やけにこまめに
電話を入れていたからな」
「まてよ...
少将がいなくなったら」
「変わりにブラッドレイの息のかかった
指揮官が配置される」
『じゃ
ウィンリィたちは...！』
「匿うのが難しくなった...
それどころか敵の支柱に...」
Aは一気に表情が蒼白に変わり
一歩一歩と後ろへ下がって
足を止めたかと思えば、目を瞑った
手の中に持っていたピアスを両手で包み込み
ギュッと握り締める
その握り締めた手が震えているのが分かった
Aの様子がおかしい事に気がついたエドは
Aの前に立って両肩に手を置いて
顔を覗き込む
「大丈夫か？」
『どうしよう...
私が...案に賛成したから...っ
なんとかして
ウィンリィたちに知らせないと...っ！』
バッ！と顔を上げたAの顔は
不安の表情そのものだった
その顔を見たエドも眉を下げる
「この吹雪のなか
追いかけるのは不可能だ」
『だからって
放っておけません！！
私が行きます！』
「いや！
お前はここにいろ
オレが行く」
両肩をガッシリと掴んで
真剣な眼のエドが映る
「素人が吹雪を舐めるんじゃない！」
ブリッグズ兵がそう言った
「あっという間に体力が奪われ
凍え死ぬぞ！」
「『......』」
「あるよ！
方法」
アルがそんな発言をした
エドとAは目を見開いてアルを見る
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